蔵について

越の誉とは



お越しいただき有り難うございます。

当サイトは日本酒銘柄「越の誉」を醸造する酒蔵・原酒造株式会社が運営する公式オンラインショップです。人気ランキング上位のお酒から日常的に楽しめるお酒、季節のおすすめ、他の場所では入手困難なここだけの限定酒など幅広い地酒「越の誉」を取り扱っております。


原酒造とは?

原酒造株式会社は新潟県柏崎市で1814年(文化11年/江戸時代後期)に創業しました。以来200年以上の長い歴史を持つ老舗の日本酒メーカーです。

主な銘柄は「越の誉」と「銀の翼」。銀の翼は地元の柏崎・刈羽地域でのみ限定販売している銘柄です。原料は全量新潟県産米にこだわり、良質な酒米と地元米山の雪解け水からなる伏流水を仕込み水として使用した越後地酒を製造・販売しています。


■海の町の酒蔵


原酒造がある新潟県柏崎市は、中越地方日本海側の中央に位置し、15の海水浴場と米山・黒姫・八石の刈羽三山に囲まれた、海に川に山にと自然豊かな街です。

当蔵の創業当時の柏崎は北国街道の宿場町として、また千石船による海運の町として栄えていました。そのため、優雅と気品に満ちた都の文化が溶け込み、独特の文化が開花したといわれています。

豊かな自然の恵みと文化水準の高い土地柄に支えられ、必然的に酒の味も磨かれていったに違いありません。

原酒造の蔵は美しい日本海の海岸線の近くに位置し、夏は潮風を感じ、冬は風とともに雪が降り積もります。柏崎の自然、人情、文化、その全てが樽の中に醸成され、創業以来二百年の歴史がゆっくりと築きあげてきた味に更に新しさを重ね合わせます。


■美酒二百年のあゆみ

日本海に面し、江戸時代初期から製塩業が盛んだった柏崎。原酒造の創始者である原幸太郎は、海水を煮るための鍋を作り、またそれの修理を請け負う鋳物師屋(いもじや)でした。屋号はその文字どおり「なべや」。現代に至ってもその屋号は酒蔵に刻まれた「な」の文字に受け継がれています。「なべや」の嫡男として生まれた幸太郎でしたが、その家督を妹に譲り、心機一転の起業に踏み切ります。これが文化11年、原酒造店誕生の瞬間です。

港町で栄えた柏崎の地で原酒造店は順調に繁盛し、明治時代には柏崎を代表する銘醸へと成長。順風満帆な歩みに、その先に待ち受ける困難など誰も知る由無かったことでしょう。


明治44年、1911年に最初の窮地が訪れます。

それは柏崎で起こった大火災、柏崎大火。強い海風に煽られた炎は町を飲み込み、原酒造店の蔵までもを容赦無く焼き尽くしました。建物は全焼、重なるように取引銀行は破産。原酒造はそれまでに積み上げてきた全ての財産を失いました。

酒というものは得てして負の価値を持つもの。度重なる不幸に見舞われてもなお、本当に酒を醸し続けるのか…… 一度は廃業を考えたという当時の蔵元・四代目原吉郎。しかし葛藤の末、酒が人にもたらす喜びと慰めの価値を見出し、改めて酒造りの意義を知ります。

形ある財産を失っても、歴史が育んだ蔵人の精神と情熱は潰えることがなかったのです。

先人たちは奮起し原酒造を再興。威風堂々たる「東蔵」、36間もの長さを持つ「西蔵」を完成させ、その後、天皇陛下御巡幸の際には天覧の栄誉を賜りました。


しかし、原酒造に再び天災が降り懸かります。


まだ記憶に新しい20077月に発生した「中越沖地震」。柏崎市は震度7の地震によって甚大な被害を受け、それは歴史ある建物を多く有する原酒造も例外ではありませんでした。

先人が建て上げた「東蔵」「西蔵」は全壊。煙突は折れ、貯蔵タンクは瓦礫に埋もれ、社屋の七割が倒壊。明治時代以前の歴史資料の紛失。原酒造の築いてきたものはまたしても瓦解しました。
しかし生産設備、精米機、瓶詰め工場の被害は比較的軽微。そして何より、この甚大な被害の中にあっても「社員全員が無事」だったことは幸いでした。もし震災が平日だったなら、冬場の仕込み期間であったなら、被害は免れなかったことでしょう。


震災翌日から社員業者一丸となって復旧作業にあたり、割れた日本酒1万本の撤去、倒壊した土蔵のがれきから重機で酒の貯蔵タンクを救出。満足にとはいかずとも、二ヶ月半でなんとか通常業務ができる体制まで戻します。


「こんな時でも、こんな時だからこそ、絶対に質の悪いものは出さない。」


原酒造の精神と情熱は、100年越しの現代に至ってもなお健在であり、その後新蔵である和醸蔵、蔵元直売所である酒彩館が完成し現在に至ります。

柏崎大火や中越沖地震の他にも中越地震など様々な災害や困難に遭い、その度に乗り越えてきた原酒造。社員たちは誇りを持って今日も酒造りに向き合っています。


施設のご紹介

【和醸蔵-wajougura-】

和の心を以って良酒を醸すべし

越の誉が長年大切にしてきたそんな思いから名付けられた新蔵。
中越沖地震で倒壊した「東蔵」「西蔵」に代わり、平成20年に完成しました。高品質な日本酒造りに欠かせない衛生面に優れ、かつ機能的な醸造施設として原酒造の酒造りを支えます。大吟醸麹室・天幕式麹室・甑や製品貯蔵庫など「越の誉」の根幹設備を多く備えた建物です。

日が落ちると蔵壁面の「越の誉」が暖かな色のライトで優しく浮かび上がります。

和醸蔵では酒蔵見学を承っております。詳しくはこちら


【清澄蔵-seichougura-】

昭和の時代に建てられ地震を乗り越えた旧蔵。当時としては画期的な四季醸造を可能とした建物で、温度が安定し現在も貯蔵や仕込みなどに現役で活躍しています。研究開発や分析など酒造りの様々なサポートもこちらで行っています。


【酒彩館-shusaikan-

地震で倒壊した旧小売売店に代わり、平成22年にオープンした原酒造の直売店です。「越の誉」はもちろん、地域限定酒「銀の翼」や他では入手困難な酒彩館限定販売酒など、酒蔵直結の売店ならではのラインナップをお取り揃えしています。

入口では酒造りのシンボルの1つである大きな杉玉がみなさんをお出迎えし、中央に日本庭園を持った和とモダンの建物です。

試飲スペースでは「越の誉」をその場でお楽しみいただけます。


■越の誉について

大吟醸酒・純米大吟醸酒などから純米酒、吟醸、本醸造酒や普通酒に至るまで種類と味幅広く製造しています。ご家庭で楽しむだけでなくご贈答品や新潟のお土産としても親しまれ、多くの方から長年に渡ってご愛飲いただいています。

酒質は比較的淡麗(やや辛口ですっきりとした綺麗な味わいのもの)が多くありますが、近年は搾りたてのフレッシュかつ厚みのある味わいのものも多く醸造し、それが国内外の鑑評会やコンテスト・消費者の方からもご支持を集めます。

当「越の誉オンラインショップ」では一部地域限定銘柄などを除いた殆どの越の誉商品をお取り扱いしています。ご注文いただいた商品は酒蔵からご家庭へと責任を持って直送しておりますので、どうぞご安心してお召し上がりください。

オンラインだけでなくお電話やFAXでもご注文をお受けしております。何かございましたらお気軽にお問い合わせいただきますよう宜しくお願いいたします。



会社概要

本社 所在地 〒945-0056新潟県柏崎市新橋5-12
TEL 0257-23-6221
FAX 0257-20-1032

東京営業所 所在地 〒175-0083東京都板橋区徳丸7-16-5
TEL 03-3935-1611
FAX 03-5399-7238

原酒造直営ショップ 酒彩館(しゅさいかん)
所在地 〒945-0056新潟県柏崎市新橋5-12-1
TEL 0257-23-3831
FAX 0257-23-3832
【営業時間】9:00~17:00
【駐車場】駐車場完備(無料)※大型車専用もございます。
【蔵見学】事前のご予約をお願い致します。
【交通機関】
◎JRでお越しの際は…JR柏崎駅より徒歩8分
◎お車でお越しの際は…北陸自動車道 柏崎ICより車で15分
米山ICより車で20分


沿革

文化11年 :原酒造創業。
江戸の戯曲家・十返舎一九が柏崎の町を歩く江戸時代後期。北国街道の宿場町、北前船の日本海沿岸の要の港として栄えた柏崎。江戸時代初期より製塩業が盛んになる。原酒造創業家「原家」は、その塩を煮炊きする鍋や釜などの鋳型の製造・修理を請負う鋳物師屋(いもじや)であった。創業者・原幸太郎はこの家業を妹に譲り、この地で酒造業を始める。
屋号「鍋屋」(なべや)の由来はここにある。

明治44年 :柏崎の大火、桐油屋火事にて工場住宅焼失し、翌年より復興する。
大正15年 :東蔵完成。
昭和 9年 :第14回全国酒類品評会3回以上連続優等賞による名誉賞を受賞。
昭和12年 :西蔵完成(長さ36間×巾10間の木造瓦葺の土蔵造り)
昭和15年 :4代目原吉朗、初代柏崎市長に就任。
昭和22年 :天皇陛下御巡幸のみぎり、天覧を賜る。
昭和25年 :原酒造店を改め、原酒造株式会社となる。
昭和36年 :中村戍蔵杜氏、越後杜氏として県下初の黄綬褒章を受賞。
昭和40年 :新工場完成(四季醸造可能となる)。
昭和47年 :日中国交正常化に際し、北京の記念晩餐会の乾杯酒に使用される。
昭和51年 :東京営業所開設。日本名門酒会の基本銘柄として全国に販路を広げる。
昭和58年 :最新の仕込蔵完成。
平成4~5年:全国新酒鑑評会連続金賞受賞。
平成 7年 :最新鋭の精米プラント完成。
平成 9年 :越の誉純米大吟醸雫酒が全日空ファーストクラス機内食に採用される。
平成17年 :「越の誉大吟醸」が関東信越国税局酒類鑑評会最優秀賞(首席第一位)受賞。
平成18年 :弊社平野保夫杜氏、新潟県知事表彰を受け「にいがたの名工」の称号を賜る。
平成19年 :全国新酒鑑評会 金賞受賞。
平成19年 :中越沖地震により被害を受ける。
平成20年 :和醸蔵完成。
平成21年 :全国新酒鑑評会 金賞受賞。
平成22年 :酒彩館完成。
平成23年 :全国新酒鑑評会 清澄蔵・和醸蔵 W金賞受賞。


越の誉受賞歴

受賞歴

【全国新酒鑑評会】

2003〜2022 20年連続入賞

2007 金賞

2009 金賞《和醸蔵》

2011 金賞《清澄蔵・和醸蔵》

2012 金賞《清澄蔵・和醸蔵》

2013 金賞《和醸蔵》

2016 金賞《清澄蔵・和醸蔵》

2018 金賞《和醸蔵》

2019 金賞《和醸蔵》

2020 新型コロナウイルスの影響により決審行われず

2021 金賞《和醸蔵》


【関東信越国税局酒類鑑評会】

2005 第76回 最優秀賞(首席)

2007 第78回 優秀賞

2008 第79回 優秀賞

2009 第80回 吟醸酒の部 優秀賞《清澄蔵・和醸蔵》

                        燗酒の部    優秀賞《和醸蔵》

2010 第81回 吟醸酒の部 優秀賞《清澄蔵・和醸蔵》

                        純米酒の部 優秀賞《和醸蔵》

2011 第82回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》

2012 第83回 吟醸酒の部 優秀賞《清澄蔵・和醸蔵》

2013 第84回 吟醸酒の部 優秀賞《清澄蔵(新潟県首席)・和醸蔵》

                        純米酒の部 優秀賞《清澄蔵》

2014 第85回 吟醸酒の部 優秀賞《清澄蔵》

                        純米酒の部 優秀賞《清澄蔵》

2015 第86回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵(新潟県首席)》
                        純米酒の部 優秀賞《清澄蔵》

2016 第87回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》
                        純米酒の部 優秀賞《和醸蔵》

2017 第88回 純米吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》
                        純米酒の部   優秀賞《和醸蔵・清澄蔵》

2018 第89回 吟醸酒の部   優秀賞《和醸蔵・清澄蔵》
                        純米吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵・清澄蔵》 
                        純米酒の部   優秀賞《和醸蔵・清澄蔵》 

2019 第90回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》
                        純米酒の部 優秀賞《和醸蔵》

2020 第91回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》
        純米酒の部 特別賞《和醸蔵》

2021 第92回 吟醸酒の部 優秀賞《和醸蔵》
純米酒の部 特別賞《和醸蔵》


【 インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門】

2012   吟醸酒・大吟醸酒の部   越の誉大吟醸         金メダル

           古酒の部                     越の誉もろはく      銅メダル

           純米酒の部                  越の誉特別純米酒   大会推奨酒

2014   吟醸酒・大吟醸酒の部   越の誉大吟醸         銅メダル

           古酒の部                     越の誉もろはく    銅メダル

           スパークリング酒の部   あわっしゅ            大会推奨酒

2015   吟醸酒・大吟醸酒の部   越の誉大吟醸         銀メダル

           古酒の部                     越の誉もろはく       銀メダル

           スパークリング酒の部   あわっしゅ            銀メダル

           本醸造酒の部               越の誉上撰本醸造   銅メダル

           純米吟醸酒・純米大吟醸酒の部   純米吟醸  彩   大会推奨酒

2016   純米大吟醸酒の部         越の誉純米大吟醸   金メダル

           大吟醸酒の部             越の誉大吟醸         銀メダル

           スパークリング酒の部 あわっしゅ            銅メダル

           古酒の部                   越の誉もろはく    大会推奨酒

       純米酒の部                越の誉淡麗純米彩 大会推奨酒


【スローフードジャパン燗酒コンテスト】

2013 お値打ち燗酒 熱燗部門      越の誉酒母四段銀 金賞

2014 お値打ち燗酒 ぬる燗部門   越の誉酒母四段銀 金賞

2015   プレミアム燗酒部門             越の誉特別純米彩   金賞


【ワイングラスでおいしい日本酒アワード】

2014 スパークリングSAKE部門 あわっしゅ       金賞

2015 スパークリングSAKE部門 あわっしゅ       金賞

       大吟醸酒部門                      越の誉もろはく 金賞

2016 スパークリングSAKE部門     あわっしゅ       金賞

2020 スパークリングSAKE部門     あわっしゅ       最高金賞

2021 プレミアム大吟醸部門       大吟醸生酒 最高金賞

         スパークリングSAKE部門     あわっしゅ      金賞

         メイン部門             特別純米 彩      金賞

2022 スパークリングSAKE部門     あわっしゅ 最高金賞

         プレミアム純米部門          特別純米 彩      金賞


【上越地区酒造研究会 清酒品評会】

2009 《和醸蔵》第2位《清澄蔵》第6位

2010 《和醸蔵》第2位《清澄蔵》第6位

2011 《和醸蔵》第3位

2012 《和醸蔵》第5位《清澄蔵》第1位

2013 《和醸蔵》第4位《清澄蔵》第6位

2014 《清澄蔵》第3位

2015 《和醸蔵》第2位《清澄蔵》第4位

2016 《和醸蔵》第3位

  • 2022.06.24
  • 16:27

原酒造の酒造り

原酒造の酒造り

原酒造の酒造り風景

創業二百年 今なお革新し続ける酒造りの技が
越の誉の酒質を磨いてきた


伏流水イメージ

日本海を見下ろしてそびえ立つ名峰「米山」は、日本三大薬師のひとつである米山薬師堂があり、古来より稲作の神として信仰されてきました。

原酒造の仕込水は、この米山の伏流水を使用しています。
水質は軟水で、出来るお酒は非常になめらかで飲みやすく旨味に幅があり後味の余韻もおいしいお酒に仕上がります。

原料であるお米は、食糧管理法が廃止(平成7年)された時より、米山近郊の熱心で研究的な農家と契約栽培を始めました。そして酒造りの善し悪しは精米技術で決まります。
原酒造では米の全量を自社精米プラントにてより高品質な精米を行っております。


タンクから出る酒

酒造りでは古くから【一 麹二 酛 三 造り】という言葉があります。これは酒造りにおいての大切な工程をいったもので、中でも一 麹といわれるほど、この麹(こうじ)を造る工程は一番重要なものです。

原酒造の造りの大きな特徴として、この麹を造る室(むろ)が自動製麹室、天幕式麹室、大吟醸用麹室の三室あり、酒種に対応しそれぞれの室を丁寧に使い分けていることです。そのため酒質に最適な麹をじっくりと時間をかけて造ることが出来ます。しっかりとした芯のある酒に仕上がります。

清冽な仕込水、良質の米、状態の良い麹が合わさって酒のもろみ醗酵の工程に入ります。
原酒造のもろみ醗酵は特定名称酒のすべてを管理の十分に行き届く総米2トンの仕込みで造ります。
その仕込に使用しているタンクはサーマルタンクといって二重構造のステンレス製タンク、そして電子制御による品温管理がされています。


タンク室

酒造りは麹菌や酵母菌などの生き物が造るもの。刻一刻とその様子は変化していきます。
酵母の醗酵過程で出る泡の状態や音、香りを感じ、あくまで蔵人の五感を一番の指標とし醗酵管理をしています。

さらに大吟醸造りとなるとその半分以下の総米650Kgの極少量で仕込み、より細やかに1/10℃単位での精密な品温管理をしていきます。
その醗酵管理は1ヶ月間に及び、研ぎ澄ませた感覚、経験と受け継がれてきた伝統の技が一体となり、日本酒の最高峰「大吟醸酒」は醸されているのです。
脈々と伝承されてきた伝統と酒造りの技、それに革新し続ける最新の技術を重ね「越の誉」は造られています。


緊張感みなぎる瞬間
洗米・浸漬・蒸し

洗米・浸漬・蒸し

精米した米を水できれいに洗い、米に必要な水分を吸わせた後、高温の蒸気で50分間蒸しあげる工程。


手間を掛けられるからおもしろい
麹 こうじ

麹 こうじ

蒸した米に麹菌(こうじきん)を振りかけて麹を造る。
30℃以上の室内で2日間に及ぶ作業。


低温での醗酵管理は熟練の技
醪 もろみ

醪 もろみ

酒母(酵母)水、麹、蒸米をあわせて醪を仕込む。
糖化と醗酵が絶妙なバランスになるよう品温管理をしながら約20日間醗酵させる。


酒が生まれる瞬間にすべてを懸ける
上槽 じょうそう(搾り)

上槽 じょうそう(搾り)

醗酵の終わった醪を搾って清酒と酒粕に分ける。
清酒はこの後「オリ引き」「ろ過」「火入れ」の工程を経て貯蔵熟成される。


「にいがたの名工」越後杜氏の情熱
杜氏 とうじ

杜氏 とうじ

蔵人を一つにし、良酒を醸しあげるのは平野保夫杜氏。越後杜氏である平野は、新潟県知事より平成18年度「にいがたの名工」の称号を受賞致しました。
さらに、その優れた醸造技術により平成19年と21年「全国新酒鑑評会」において金賞受賞を果たしました。その技術は酒質の安定と向上、そして徹底した品質管理に注がれております。

杜氏・蔵人紹介はコチラ


米から作る酒造り

米から作る酒造り

原酒造の酒造り風景

こだわりの米作り


米から作る酒造り とんぼ

安心安全の契約栽培
弊社「原酒造株式会社」は1997年(平成9年)に地元柏崎の農家と契約栽培を始めました。
そして2000年(平成12年)には上越市の酒米農家で結成した「E酒米つくろう会」と弊社で酒米の契約栽培を立ち上げました。
契約栽培で作ってもらうことにより、100%生産者のわかる米を仕入れることが出来ます。現行でも米トレーサビリティー法に対応できる体制が整っています。
また、年々契約農家の米作り技術も上がり、その年の気候に左右されない安定した品質の良い米が入荷するようになりました。
「E酒米つくろう会」の皆様には主に「たかね錦」の作付をお願いしています。たかね錦を作らせたら日本一と自信を持っております。


米から作る酒造り 田植えの様子

契約農家の田植えの様子です。
「苗半作」という言葉があります。これは良い状態の苗を育てる工程は、稲作工程の半分の作業に相当するといった意味です。
田植え前の苗をいかに良い苗にするかでその年の米の状態の善し悪しが決まるといっても過言ではありません。


米から作る酒造り 契約農家

各契約農家の田んぼを見て回り、農家同士が稲の生育状況などを比べ稲作技術のレベルアップを目指します。
また気候による品質の差をなくすとともに農家さん同士のよいコミュニケーションの場でもあります。


米から作る酒造り 酒造体験

契約栽培農家の酒造体験
以前まで、農家の方は農作業のない冬期間は出稼ぎという形で酒造りを経験していました。
これから農業を担っていかれる若い人たちに、よりいっそう酒造メーカーの希望に添う良質な米の生産に向けて努力していただくよう、酒蔵に泊まり込みで酒造工程を体験していただいております。


越の誉で使用しているお米


契約農家との二人三脚で作り上げる良酒
たかね錦【たかねにしき】
当蔵の特定名称酒に最も使用している酒造好適米で、主に新潟県上越地区の「E酒米つくろう会」契約農家の方々が栽培しています。
山田錦や五百万石と比べるとやや小粒ですが心白(米の中心の白い部分)が小さいため高精白の大吟醸酒などにも向く酒米です。
香りは穏やかで味わいに丸くふくらみのあるバランスの良い酒質になる傾向があります。


十二年の歳月をかけ誕生!越の誉オリジナル酒米
越神楽【こしかぐら】
「越神楽」は、(独)農研機構 中央農業総合研究センターとの共同開発により作られた新品種の酒造好適米です。「山田錦」を母に「北陸174号」を父とする人工交配により十二年の歳月をかけ誕生しました。 神楽とは、豊作を願い古くから神にささげる踊りのこと。神の恩恵の元、新潟清酒を支える酒米として成長することを願い命名されました。
柏崎の土地で栽培され、そして柏崎の水で仕込み、柏崎の人が酒を醸す。柏崎の風土と、何よりそこで暮らす人々を大切に思う気持ち、そして地酒の原点である地産地消の思いから作られた酒米です。大吟醸酒の醸造に素晴らしい適性を持ち、上品な香りと味にふくらみがあり、さらりと心地よいのどごしが特徴です。


米どころ新潟の挑戦から 生まれた酒造好適米
越淡麗【こしたんれい】
米どころ新潟のプライドをかけ、新潟県産の米で新潟のうまい大吟醸酒を造りたい、という思いから越淡麗の開発が始まりました。新潟県農業総合研究所作物研究センター、新潟醸造試験場、そして新潟県酒造組合の共同研究によりその開発期間は十五年に及びました。通常、品種改良では稲の育てやすさを重視しますが越淡麗では酒に仕込んだ時の酒造適性にこだわりました。
母に山田錦、父に五百万石をもつ品種で、収穫期が9月下旬と県内でも十分収穫が可能で、40%以上の高精白に耐える酒米です。酒質は柔らかくてふくらみがあり、淡麗な五百万石や、やや甘みが強く味わいがある山田錦とは異なる酒質を醸します。


越の誉オリジナルの酒米 軽やかで淡麗な酒質の酒に
楽風舞【らくふうまい】
「楽風舞」は(独)農研機構 中央農業総合センターとの共同開発により作られた新品種の酒米です。
新潟の代表酒造好適米「五百万石」と「どんとこい」という品種を掛け合わせて誕生した酒米です。現代の温暖な気候に強い品種で栽培農家にとっても非常に栽培しやすいため高品質の米が収穫できます。 酒造適性では五百万石よりも精米耐性があり、淡麗で軽やかな味わいの酒質になるのが特徴です。


酒どころ新潟の品質を支える代表的酒米
五百万石【ごひゃくまんごく】
新潟県で最も多く作られている代表的な酒造好適米で、新潟県の米生産量が五百万石を突破したことを記念して命名されました。当蔵では契約栽培で入荷し、主にこうじ米に使用しています。粒が大きく心白も大きめなのが特徴で、新潟清酒の特徴である淡麗ですっきりとした味わいの酒質になります。


直売店「酒彩館」

原酒造直営ショップ「酒彩館」

創業文化11年(1814年)
蔵元の歴史が誘う、極上の日本酒時間。

酒彩館メインイメージ

日本海に面し、豊かな自然に恵まれた新潟県柏崎で、
創業以来200年間「越後の誉れ高き名酒たれ」を礎に
酒造りを続けている原酒造株式会社。

2007年の中越沖地震では
社屋や設備の6割を失ってしまいましたが、
皆様のご協力もあり復活。

酒彩館と和醸蔵

平成22年に竣工した日本酒ミュージアム『酒彩館』にて
特別酒などをお楽しみいただけます。



大きな杉玉がお出迎え。


酒彩館 杉玉

こんな杉玉見たことない!
酒彩館正面には酒造りのシンボル
最大級1.3メートルの杉玉がお出迎え。
記念撮影にぴったりです。

柏崎の地形を表した日本庭園


酒彩館 中庭

日本海に面し豊かな自然に恵まれた
柏崎の地形を見立てて設計された
現代風の日本庭園です。
木々の緑や石組みの妙、
吹き抜ける風が訪れた人を癒します。

人気の地酒を試飲しながら選べます。


酒彩館 酒ショップ

地元で人気を博す
柏崎刈羽地域限定販売酒「銀の翼」はもちろん
当館限定のレアな日本酒や酒粕など
越の誉のほぼ全アイテム、
60種以上の商品から選んでお買い物できる
越の誉オフィシャルショップです。

自分好みの日本酒を見つけてください。


酒彩館 試飲コーナー

試飲スペースでは限定酒や季節のお酒などを
その場で心行くまでお試し、
自分好みのお酒を見つけながらお買い物ができます。

大型バス可の大駐車場完備です。


酒彩館 駐車場

入ってすぐ左側が駐車場となっております。
1台分のスペースも広くとってありますので
大きな車もらくに駐車出来ます。


◆酒彩館ご案内◆

・営業時間:9:00~17:00
・定休日:不定休
・TEL:0257-23-3831

◆交通機関ご案内◆

・JRでお越しの際は:JR柏崎駅より徒歩8分
・お車でお越しの際は:
北陸自動車道「柏崎IC」より15分
北陸自動車道「米山IC」より20分


酒彩館 お待ちしております

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